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みなべの梅干しについて

梅の最高傑作品種「南高梅」

第二次大戦後、村の篤農家などが梅の優良品種選定にあたった結果、約60種類の中から、高田貞楠氏の園地で見つかった通称「高田梅」と呼ばれる品種が、梅干し用に最良と選抜されました。果肉が厚くてやわらかく、果皮がうすく、種が小さいという特長があるというのがその理由でした。選定委員の母校である南部高校の「南」と、高田氏の「高」の字をとり、「南高梅」と命名され、1965年に品種登録されました。

三日三晩の土用干し

昔は天日干しでしたが、今ではハウス干しが圧倒的。夕立にあわてて取り込む心配がなくなりました。ハウスの中は日中70℃にもなり、表面には薄い塩の結晶が。裏返しは早朝夜明けの仕事です。(なぜ??梅が暖かいうちに返すと、柔らかい南高梅は皮が破れ易いからです。)

やさしくていねいに樽詰め

10kgのポリ樽に取り込みます。やわらかいのでやさしく、そっとさわらないとつぶれてしまいます。ハウスの中で火照った梅も、樽で寝ているうちに塩の結晶もとれ、梅の実に塩味がなじみ、舌に刺すような強い酸味も和らいでいきます。